Q&A ハンコ代について教えてください。相場はありますか?

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A ハンコ代とは、遺産分割などにおいて、各種手続に必要な事項(大抵署名と実印の押印と印鑑証明書の提出)に協力してくれる代わりに渡す金銭のことを言います。

事案ごとに金額は異なっており、「相場」はありません。

 

ただ、私が担当する事件では、調停や審判をやった場合の手間と遺産の総額で判断していきます。

遺産が僅かしかないなら商品券を少しお渡しするとか、それなりの遺産があれば数万円から10万円くらいをお渡しすることがおおいです。

 

ただ、以前に比べて分ける財産があると知ると、ハンコ代ではなく、遺産分割を求める方が多くなっている印象を持っています

 

弁護士としては難しいのは、まず、相続人が多数いる場合です。

全員に連絡を取ると、当初は「何も言らない」と言っていた相続人が、他の相続人が何かを受け取ると「やっぱりほしい」と変わることがありますし、他の人のハンコ代を聞いてお怒りになることもあります。

 

他に難しいのは、ハンコ代をお渡ししたいということを伝えるタイミングです。

タイミングを間違えると「お金目当てじゃないんだ」と怒られ、なぜか遺産分割をすると見解を変えることもあります。

そういったことにならないよう細心の注意を払う必要があります。

ハンコ代でいいと言ってくれた人をハンコ代で済ませることも弁護士の力によって可能性が変わってきます

この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
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