複数種類の遺産の中から希望した遺産を死守して解決した事案


解決事例:遺産分割(経営権・非公開株式の取得)

法定相続分を無視するきょうだいとの紛争を調停により整理し、経営権に関わる非公開株式を死守した事例

事案のプロフィール
icon

相続関係
依頼者(息子)と、他3名のきょうだい。計4名による遺産分割。

icon

主な相続財産
預金、不動産、不動産賃料、および非公開会社の株式(依頼者が経営)。


ご相談の背景と課題

!
「法定相続分」が通用しないきょうだい間の対立と経営権の危機

依頼者の方は法に基づいた円満な解決を望んでいましたが、他のきょうだいたちは根拠のない独自の取り分を主張し、協議は完全に決裂。特に、依頼者が経営している非公開会社の株式が遺産に含まれており、これが他のきょうだいに渡れば経営に重大な支障が出ることは明白でした。経営権を守りつつ、不当な要求をいかに退けるかが最大の課題でした。


弁護士の対応と解決の結果

→
審判を見据えた「淡々とした手続き」による相手方の説得

話し合いに応じない相手方に対し、当事務所は速やかに遺産分割調停を申し立てました。相手方は調停の場でも不当な主張を続けましたが、こちらは「審判(裁判官による強制的な決定)も辞さない」という強い姿勢を維持。調停委員や裁判官から、審判になった場合の法的見通しが繰り返し示されたことで、ようやく相手方も「これ以上の主張は通らない」ことを理解しました。

check
懸念の株式を無事取得し、法定相続分相当での公正な解決

最終的に、経営に必要な非公開株式はすべて依頼者が取得し、他の財産については法定相続分に基づいた適正な条件で調停が成立しました。感情的な主張に流されず、システマティックに手続きを進めたことが早期解決の決め手となりました。聞き分けのない相続人がいる場合、専門家の介入によって「審判を視野に淡々と進める」ことが、結果として最も早く確実な解決に繋がります。

事例の詳細

遺産分割
性別 男性
被相続人との関係 息子
相続人 依頼者ときょうだい3人
相続財産 預金、不動産とその賃料、非公開会社の株式

 

ご相談内容

依頼者の方は相続も単に法定相続分とおり分けることと考えていましたが、他のきょうだいがなぜか納得せず、紛争化してしまい相談にいらっしゃり、そのまま受任となりました。

 

対応と結果

交渉しましたが埒が明かないため、調停での話し合いとなりました。

 

調停開始当初も交渉時と同じようなまったく法定相続分を無視した主張を相手はしていました。

 

相手代理人に、どうして普通に遺産分割できないのかと伝えますが、「本人が納得しない」というばかりでした。

 

仕方ないので、淡々と手続を進めていくことにし、審判でも構わないとの方針でいくことにしました。

 

ただ、非公開会社の株式は依頼者の方が経営されているため、どうしても取得しなくてはなりませんでした。通常の遺産分割が出来ないきょうだいに取得されては経営に支障が出ることが容易に想像出来たからです。

 

相手代理人に説得されても考えを変えませんでしたが、調停員から繰り返し説明を受け、裁判官の考えも示され、審判になったらどうなるかを相手方はようやく理解し、通常のとおりの遺産分割に相当する条件で無事調停成立となりました。

 

懸念の株式も無事取得でき、依頼者の方も満足してくださいました。

 

最近、きょうだいの1人が然したる根拠もなく、多くの取り分を主張して弁護士が代理人となるケースが増えてきています。

遺産分割調停は離婚調停などと異なり、システマティックに淡々と進んでいきます。

ですので、聞き分けのない相続人がいる場合、審判を視野にどんどん手続を進めていく方が早いことも多々あります。

この記事の執筆者

アバター
島武広島・鈴木法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。

相続財産の分け方で困っている

相続財産の分け方で困っている

「親族が揉めていて話し合いが進まない」
「相続財産で争いたくない」

このような方はこちらをクリック »
財産の使い込みで困っている

財産の使い込みで困っている

「財産を使い込んでいる相続人がいる」
「預貯金の使い込みを疑われている」

このような方はこちらをクリック »
最低限の相続分がもらえない

最低限の相続分がもらえない

「親の財産を相続できない」
「遺言に自分の相続分が書いてない」

このような方はこちらをクリック »
不動産の売却に納得しない相続人がいる

不動産の売却に納得しない相続人がいる

「住宅の処理について揉めている」
「親族間で話がまとまらない」

このような方はこちらをクリック »
相続人の一人が財産開示をしてくれない

相続人の一人が財産開示をしてくれない

「自分で調べようと思うがどうしたらいいか
わからない」

このような方はこちらをクリック »
相続したくない財産がある

相続したくない財産がある

「故人の借金を残していた」
「事情があって相続したくない」

このような方はこちらをクリック »
前妻との子との話し合いに不安がある

前妻との子との話し合いに不安がある

「聞いた事のない前妻と子どもがいた」
「突然、前妻が名乗り出てきた」

このような方はこちらをクリック »
遺言無効を主張したい

遺言無効を主張したい

「親が認知症だった」
「故人が書いた遺言だと思えない」

このような方はこちらをクリック »

FAQ

   

選ばれる理由

   

弁護士に相談するタイミング