被相続人の内縁の妻と交渉して財産の引き渡しと不動産の明け渡しを完了させて解決した事案

この記事を読むのに必要な時間は約2分です。

事案種類

遺産分割

性別 女性
被相続人との関係 姉
相続人 依頼者
相続財産 預金、不動産、保険金

 

ご相談内容

弟様が不慮の事故で急逝し、唯一の相続人である依頼者の方が、被相続人の内縁の妻とのやり取りに悩まれ相談にいらっしゃり、そのまま受任となりました。

 

 

対応と結果

まず、内縁の妻の方に通知書を送り、大まかなこちらの希望を伝えるとともに、現状を教えてほしいとお願いしました。

 

程なく、相手から連絡があり、当初はかなり強硬な態度を取られていましたが、こちらの本心を丁寧に説明していくと、次第にしっかりとした話し合いが出来るようになっていきました。

 

程なく、被相続人の財産関係一式の引き渡しを受け、葬儀等の費用の明細も提出してもらえました。
中身を検討しても、特に問題がないことがわかり、多少の言い分は当方にありましたが依頼者の方と検討して細かいことを指摘しないことにしました。

 

財産関係でこちらが些末な点を不問としたため、相手の態度は更に軟化してくれ、不動産の立ち退きについても然したる難儀はなく、条件面でも早期に合意できました。

 

無事に合意書を交わし、後は猶予期限後の明け渡しと解決金の支払いを残すだけとなり、一件落着となりました。

 

もちろん徹底的に対立して争うことも必要ですが、本件のように当方の態度は対立を望んではおらず、譲れるところは譲る気があることを示して、双方納得が出来るような話し合いをすることも時には必要です。
そのあたりは事案と解決の落としどころを見極めて交渉する能力が必要となります。

 

 

 

この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
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