全国に散っている多数の方や音信不通の方を見つけ出して何とか遺産分割をした事案
全国に散らばる相続人十数名を直接訪問。粘り強い交渉で、思い出の詰まった自宅を死守した事例
相続人:兄弟姉妹・甥姪(計十数名)
ご相談内容
お子様がなくご主人を亡くされた依頼者様は、ご主人が遺言を遺されていなかったため、兄弟姉妹や甥姪など十数名に及ぶ相続人との遺産分割を余儀なくされました。依頼者様自身も長年疎遠だった親族が多く、一体誰が相手になるのかも把握できていない状態でした。「住み慣れた自宅を何とか守りたい」という一心で、当事務所へ解決を託されました。
弁護士による対応と結果
相続人調査の結果、北は東北から南は高知まで、全国各地に相続人が点在していることが判明。依頼者様の「自宅を死守したい」という強いご意向を叶えるため、当職は全国の相続人を一人一人訪ね歩く「行脚」を決行しました。書面だけでは伝わりにくい依頼者様の想いや、法的根拠に基づいた説明を対面で行うことで、誠意を持って理解を求めました。
中には不動産の持ち分を主張される方もいましたが、粘り強く交渉を継続。協力的な他の相続人の後押しもいただきながら、最終的に全員から自宅確保の合意を取り付けることに成功しました。手間を惜しまず直接会って説得したことが、法定相続分以上の要求(自宅の単独取得)を通す決定打となりました。
相続においては、相手方に対し「いつ・どこで・どのように提案するか」を慎重に検討することが極めて重要です。特に、本件のように相手に一定の譲歩を求めるケースでは、利便性重視の郵送のみのやり取りではなく、直接顔を合わせて誠意を伝えることが、心理的な障壁を取り除き、結果として依頼者様の満足度を最大化させることに繋がります。
事例の詳細
争点
遺産分割
依頼者
依頼者:女性
被相続人との関係:妻
相続人:兄弟姉妹姪甥など十数人
相続財産:自宅不動産と預金(数百万円)
ご相談内容
お子様なくご主人を亡くした依頼者が、遺言もなかったため、兄弟姉妹姪甥など十数人のかたとの遺産分割に悩んで依頼を受けました。
ただ、ご本人も疎遠だったため一体誰が相手になるか理解していませんでした。
対応と結果
相続人調査の結果、北は東北、南は高知と全国に相続人が散っていることが判明しました。
何とか自宅を死守したかったため、一人一人を訪ねて預金を法定相続分のみ支払うことで納得頂けるよう全国行脚をしていきました。
中には預金もいらないと言って下さる方もいらしたのですが、やはり不動産持ち分も・・・という方やそもそも連絡に応じてくれない人がいました。
粘り強く連絡を取り、交渉に応じてくれた他の相続人にもご協力頂き、何とか賛同して下さる方を増やしていきました。
結果、殆どの方の説得に成功し、僅かにいた不動産の持ち分も、という方も何とかこちらの要望に同意してもらうことが出来ました。
法定相続分通りなら郵送でのやり取りも可能ですが、こちらの要望が法定相続分を上回っていたため直接説明する必要があると考え、かなりの手間でしたが、直に会って説得したことが成功を導いたと考えます。
やはり相続においては、相手方に対し、いつ・どこで・どのように提案するかを慎重に検討することが必要となります。
この記事の執筆者
- 島・鈴木法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
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当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。
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