被相続人の内縁の妻と交渉して財産の引き渡しと不動産の明け渡しを完了させて解決した事案

事案種類

遺産分割

性別 女性
被相続人との関係 姉
相続人 依頼者
相続財産 預金、不動産、保険金

 

ご相談内容

弟様が不慮の事故で急逝し、唯一の相続人である依頼者の方が、被相続人の内縁の妻とのやり取りに悩まれ相談にいらっしゃり、そのまま受任となりました。

 

 

対応と結果

まず、内縁の妻の方に通知書を送り、大まかなこちらの希望を伝えるとともに、現状を教えてほしいとお願いしました。

 

程なく、相手から連絡があり、当初はかなり強硬な態度を取られていましたが、こちらの本心を丁寧に説明していくと、次第にしっかりとした話し合いが出来るようになっていきました。

 

程なく、被相続人の財産関係一式の引き渡しを受け、葬儀等の費用の明細も提出してもらえました。
中身を検討しても、特に問題がないことがわかり、多少の言い分は当方にありましたが依頼者の方と検討して細かいことを指摘しないことにしました。

 

財産関係でこちらが些末な点を不問としたため、相手の態度は更に軟化してくれ、不動産の立ち退きについても然したる難儀はなく、条件面でも早期に合意できました。

 

無事に合意書を交わし、後は猶予期限後の明け渡しと解決金の支払いを残すだけとなり、一件落着となりました。

 

もちろん徹底的に対立して争うことも必要ですが、本件のように当方の態度は対立を望んではおらず、譲れるところは譲る気があることを示して、双方納得が出来るような話し合いをすることも時には必要です。
そのあたりは事案と解決の落としどころを見極めて交渉する能力が必要となります。

 

 

 

この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。
相続財産の分け方で困っている

相続財産の分け方で困っている

「親族が揉めていて話し合いが進まない」
「相続財産で争いたくない」

このような方はこちらをクリック »
財産の使い込みで困っている

財産の使い込みで困っている

「財産を使い込んでいる相続人がいる」
「預貯金の使い込みを疑われている」

このような方はこちらをクリック »
最低限の相続分がもらえない

最低限の相続分がもらえない

「親の財産を相続できない」
「遺言に自分の相続分が書いてない」

このような方はこちらをクリック »
不動産の売却に納得しない相続人がいる

不動産の売却に納得しない相続人がいる

「住宅の処理について揉めている」
「親族間で話がまとまらない」

このような方はこちらをクリック »
相続人の一人が財産開示をしてくれない

相続人の一人が財産開示をしてくれない

「自分で調べようと思うがどうしたらいいか
わからない」

このような方はこちらをクリック »
相続したくない財産がある

相続したくない財産がある

「故人の借金を残していた」
「事情があって相続したくない」

このような方はこちらをクリック »
前妻との子との話し合いに不安がある

前妻との子との話し合いに不安がある

「聞いた事のない前妻と子どもがいた」
「突然、前妻が名乗り出てきた」

このような方はこちらをクリック »
遺言無効を主張したい

遺言無効を主張したい

「親が認知症だった」
「故人が書いた遺言だと思えない」

このような方はこちらをクリック »

FAQ

   

選ばれる理由

   

弁護士に相談するタイミング