遺産相続で弁護士の対応が遅いと感じたら

遺産相続で弁護士の対応が遅いと感じたら

遺産相続について弁護士に依頼したにもかかわらず、弁護士の動きが遅いと感じることがあるかもしれません。

実際にはやむを得ない場合もありますし、一概に弁護士に責任があるとは限りませんが、中には放置気味という場合もあります。

以下で説明していきます。

 

1 弁護士に確認する

遺産相続事件で弁護士の対応が遅いと感じる場合、まずは、弁護士から直接現在の状況を聞くことです。

遺産相続に関して弁護士の対応が遅いと感じても、弁護士の怠慢が原因ではなく、弁護士自身も何かを待っている場合がほとんどであるためです。

 

相手方からの返答や、裁判所からの調停や審判の期日に関する連絡を待っていたり、戸籍謄本や遺産調査の回答や預金解約に必要な資料の到着など待っていること多いです。

そして、1つ1つの手続には時間がかかるためどうしても待たせてしまうことになります。

 

通常問い合わせをすれば、「今、○○が届くのを待っています。あと期間は2か月ほどかかりそうです。」

などと教えてくれるはずです。

 

現状を聞こうにも、弁護士が返答を拒んだり弁護士といっこうに連絡が取れなかったりする場合などは違う理由があるかもしれません。

事務所に電話しても折り返しがないなどの場合は放置されている可能性があります。

月に1,2回程度なら全く問題ないため、不安に思ったら弁護士に確認しましょう。

 

2 遺産相続事件にかかる時間期間

  • 遺産分割協議

はじめに、相続人同士で遺産分けの話し合う遺産分割協議ですが、あっという間に遺産分割がまとまることもありますし、何年経っても進展がなかったり、場合によっては相続人の一部がどこにいるかもわからないという場合もあります。

 

調停、審判と異なり、相手には遺産分割協議に応じなければならない義務はないため、放置されても協議を継続すると、何も進まないことがあります。

ですので、遺産分割協議は、進展がないと判断した場合調停申し立てをすることが大切です。

 

遺産分割協議がすんなりまとまっても、不動産の登記移転、預金の解約、株式の名義変更は時間がかかります。必要な戸籍等は重複するため、1つの金融機関の手続が終わると次の金融機関という風に処理していくためどうしても時間がかかります。

具体的には、必要な手続数やややこしい手続を要求する金融機関が含まれているかなどで変わってきます。

やはりご不安なら弁護士に確認しましょう。

 

  • 遺産分割調停

遺産分割調停については、事前に相続財産調査が完了しており、資料も申し立てと同時に提出していれば、相続人の確定、遺産の確定がされ、あとは分け方を話し合うだけとなります。

相続人と遺産が確定していれば数回の調停でまとまるか、対立が解消されずに新派移行することになります。

相続人と遺産の確定から概ね半年程度ではないでしょうか。

 

逆に、遺産を管理している者が遺産を開示してくれず、遺産の範囲が不明な事案などでは数年単位で時間がかかることもあります。

お問い合わせはこちら

相続人が寄与分や特別受益を主張する場合も時間がかかります。

 

よく問題となる使途不明金ですが、相続人全員が調停で話すことを受け入れているなら、そこを含めて話し合うことが可能ですが、含めないでほしいという相続人がいた場合、民事訴訟で決着をつけることになるため、調停からは除外されます。

弁護士を付けない方の中に、ここに拘って進展しないことがよくあります。

 

遺産分割調停はおおむね1か月から2か月に1度程度の頻度で開催され、調停が成立するか、調停成立の見込みがないと裁判所が判断するまで繰り返されます。

 

  • 遺産分割審判

遺産分割調停を経ても合意がまとまらない場合、遺産分割審判に移行します。

遺産の分割方法について裁判所が結論を下します。

 

審判移行するまでにそれなりの議論されることがほとんどであり、裁判官は不足している資料の提出を求め、追加で主張したい場合にはいつまでに主張してくださいとの指示がされ淡々と進んでいきます。

追加の資料や主張が出そろうと裁判官から心象の開示があり、審判すればこうなる、しかし、事案を考えると調停で解決すべきとの調停案を出されることが多いです。

そこの提案を相続人の一人が拒むと審判となります。

だいたいですが半年から1年程度の期間を要することが多いです。

 

3 対応が遅いときの対処法

以上の期間を想定しても時間的に遅いと感じ、説明を求めても要領を得ない場合、弁護士が放置している可能性があります。

調停、審判となれば、期日があるため放置はできませんが(それでも放置して期日を空転させたらかなり問題がある弁護士といえます)、遺産分割協議の場合はあり得ます。

 

そういった場合は直接会っての打ち合わせを入れてもらい、疑問点をぶつけていきましょう。1つ1つ説明を求めていけば、弁護士は真摯に対応してくれるはずです。

打ち合わせを入れてくれない、折り返しの電話もメールもない、音信不通という場合、解任を検討しても良いかもしれません。

 

いずれにしても、しっかりとコミュニケーションが取れているなら、上記のようにはなりません。

 

以上、遺産分割で弁護士の対応が遅いと感じた時の対処法でした。

1にも2にも弁護士としっかり直接のコミュニケーションがとれているかどうかが重要です。

担当弁護士に言いたいことを言える関係を築きましょう。

もしお悩みなら島・鈴木法律事務所にお問い合わせください。

現在弁護士に依頼中の場合、有料相談(30分5500円)とはなりますが、相談は対応可能です。

島・鈴木法律事務所ならこういった対応をする

今の弁護士はこの点はよくやっているが、この点は怠慢と言われても仕方ない

などと具体的にアドバイスをさせていただきます。

相続財産の分け方で困っている

相続財産の分け方で困っている

「親族が揉めていて話し合いが進まない」
「相続財産で争いたくない」

このような方はこちらをクリック »
財産の使い込みで困っている

財産の使い込みで困っている

「財産を使い込んでいる相続人がいる」
「預貯金の使い込みを疑われている」

このような方はこちらをクリック »
最低限の相続分がもらえない

最低限の相続分がもらえない

「親の財産を相続できない」
「遺言に自分の相続分が書いてない」

このような方はこちらをクリック »
不動産の売却に納得しない相続人がいる

不動産の売却に納得しない相続人がいる

「住宅の処理について揉めている」
「親族間で話がまとまらない」

このような方はこちらをクリック »
相続人の一人が財産開示をしてくれない

相続人の一人が財産開示をしてくれない

「自分で調べようと思うがどうしたらいいか
わからない」

このような方はこちらをクリック »
相続したくない財産がある

相続したくない財産がある

「故人の借金を残していた」
「事情があって相続したくない」

このような方はこちらをクリック »
前妻との子との話し合いに不安がある

前妻との子との話し合いに不安がある

「聞いた事のない前妻と子どもがいた」
「突然、前妻が名乗り出てきた」

このような方はこちらをクリック »
遺言無効を主張したい

遺言無効を主張したい

「親が認知症だった」
「故人が書いた遺言だと思えない」

このような方はこちらをクリック »

FAQ

   

選ばれる理由

   

弁護士に相談するタイミング