お亡くなりになった方の財産を調べる方法

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

親族がお亡くなり、相続手続を開始しようにも、どういった財産が残っているかわからない、そんなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。

ここでは、そんなときの対処法を述べていきます。

 

以下ではそれぞれの財産ごとに説明していきます。

不動産

年に一度必ず来る固定資産税納税通知書によって判明することが多いです。そのときに確実に受け取れるように、被相続人の住居の郵便をチェックすることや転送届出で対応します。

また、権利証は金庫など住居の一番隠しやすい場所にあることが多いため、見つかればそれにより把握できます。

 

更に、市町村役場に対し、名寄帳(固定資産課税台帳)を請求し、その市町村内にある不動産を把握するという方法もあります。

 

預貯金

まずは、被相続人の住居を整理がてら、キャッシュカード・通帳・預金取引明細などがないか探しましょう。

次に、近所の金融機関に問い合わせをすることも重要です。

横須賀であれば、横浜銀行、かながわ信金、湘南信金の利用率は相当高いです。

また、三浦や葉山であれば以上に加えて農協もよく利用されています。

 

最近は、ネット銀行の口座を持っている人も多いですので、パソコンや携帯電話から、口座の存在が判明することもあると思います。

 

株式、投資信託

株式や投資信託は、証券会社から送られてくる残高証明書、取引履歴などの資料から、銘柄や口数を確認します。

他には、株主に送られてくる株主総会の通知なども手掛かりとなります。

 

保険

保険は、保険会社から送られてくる保険証券やハガキなどの資料をもとに、契約の有無を把握します。

また、居住している地域の役所で課税証明書を数年分取得すれば、保険料控除があるかどうかわかります。

 

債務(借金)

貸主との間での契約書や返済予定表がないか、消費者金融からの郵便物がないかなど、故人の自宅や郵便受けを見て確認します。また、故人の通帳に定期的な引落し(返済)がないか確認することも有益です。

 

この他、JICCCICなどの信用情報機関、全国銀行協会等に照会するという方法も考えられます。

 

以上、お亡くなりになった方の財産を調査する方法を説明してきました。

 

足を使い、時間を使えばご自身でも出来なくはありません。

 

ただ、各種機関は平日の日中のみの営業で、訪れても何時間も待たされて全然進まない、ということも多いです。

 

もし、自分では厳しいということでしたら、是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

かかる費用も明示した上、何が出来るかお伝えさせていただきます。

 

 

 

この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

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