相続を地元の弁護士に依頼する理由
最近では、GoogleやYahoo!で弁護士を探すと、ここ横須賀、三浦、葉山、逗子の横浜家庭裁判所横須賀支部管轄の市町村でも、東京の大手法律事務所が検索にヒットすることがあります。
また、大手法律事務所は広告費も多大なので、検索ページの上部になる広告でもお目にかかることを多いと思います。
大手法律事務所は、当居都内の一等地にオフィスを構え、弁護士も多数いる事務所が多いため、信頼できると思われる方は多いのではないでしょうか。
もちろん、そういった考えも間違ってはいないかと思います。
それでも、そういった事務所に依頼することが本当に良いのかをここでは説明していきます。
弁護士への依頼後の手間を考えると・・・
まず、大手法律事務所は、依頼者の方とのやり取りを基本事務局が行い、弁護士は最初の契約締結時と最後の事件と報酬の報告の時のみ会うという事務所あります。
また、事件継続中のやり取りもメールかチャット用アプリで行い、事件解決まで打ち合わせをしなかったということもあるようです。
お願いして打ち合わせで出来たとしても、都度自ら東京都内に赴く必要があります。そうなると、本当は打ち合わせをしたくても、都内まで出向くことが億劫となり、メールなどで済ませてしまうことにならないでしょうか。
相続事件は大切な人を亡くした後に発生します。
単に遺言があるから、法定相続分がこうなっているからという理由で杓子定規にこなすような事件ではありません。
何かを決定するとき、大切なご実家をどのように扱うかなど、決して法律で割り切れるようなものではありません。
時には、法律的な定めに従わないことも検討する必要があり、仮に最終的な結果が法律的なものになるとしても、そこに至る過程が前向きに相続事件を解決できることもあります。
そういった解決になるために、当事務所では依頼者の方との打ち合わせが大切だと考えています。
直接面と向かって、膝と膝を突き合わせて、話し合っていくことで、依頼者の方と弁護士間での信頼関係が生まれ、その依頼者の方の思いを反映し、信頼関係を強化することで、後悔しない解決が出来ると信じています。
また、話し合いがうまくいかない時調停を申し立てますが、東京などの弁護士が横須賀の裁判所に来ると、交通費はもちろんそれとは別に数万円の日当が発生することがあります。
コロナ以降積極的に利用されている電話会議もありますが、都内の弁護士は自らの事務所で参加することも可能ですが、ご自身が参加するには、その弁護士が所属する法律事務所まで行かなくてはなりません。
ご自身は裁判所の近くに住んでいるのに、わざわざ遠方の法律事務所に行かなくてはならなくなります。
調停は、訴訟のように事前に提出された書面ではなく、調停期日に当事者が話した内容を基に協議してくものです。事件の当事者である依頼者の方が、頼んだ弁護士が遠方のため、手続に関与しないのは本末転倒ではないでしょうか。
「専門性がある弁護士に依頼をしたい」なら
また、事件を担当する裁判官や調停員は、地域ごとに特性があり、そのことを知っているかどうかで結果は大きく異なります。
そうはいっても、都内の弁護士の方が相続の知識があり安心して任せられるとお考えになることもあるでしょう。東京の相続に特化した事務所と横須賀支部管轄の法律事務所の平均値を比較すれば、当然専門性のある事務所の方が多くのノウハウと経験があり、よりご自身に有利な解決となるでしょうし、徒に通らない主張をしなくても済むことはあるでしょう。
しかし、それは、あくまでも、東京の弁護士だから専門性があるわけではなく、個々の弁護士に専門性があるかどうかの話です。横須賀地区にそれほど専門性を有する弁護士が多くないということもあるのかもしれませんが、横須賀地区にも相続の専門知識を有する法律事務所はあります。
当事務所も常時数十件の案件を処理しながら、日々新しい案件をご依頼いただき、事件を解決することで、ノウハウと経験を蓄積しております。
ご自宅近くにあり、何かあれば直接会って方針を決め、悩みを共有し、専門性もある島法律事務所を相続事件解決の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
相続事件でお悩みなら是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。
事案ごとに必要な情報を誠心誠意アドバイスをさせていただきます。
この記事の執筆者
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当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。
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