不動産の相続を弁護士に依頼した場合のメリット

相続が発生すると、その相続の帰趨を決めるのは不動産となることが多いです。

それは不動産の価値が高いために、その相続如何で成功かどうかが決まることに理由がります。

それほど重要な不動産の相続ですから、弁護士に依頼することが肝要といえます。

ここでは、その理由について説明していきます。

 

1 不動産相続の基本的な流れ

不動産相続の流れについて説明していきます。

 

遺言書の有無・内容を確認

不動産相続ではまず、遺言書の有無とその内容を確認します。

遺言書が存在する場合、遺言書の内容に従って相続手続きを進めます。

あとは、遺留分の問題が残るだけとなります。

 

相続人・相続財産の調査

遺言書の有無と内容が確認できたら、次におこなうべきは相続人と相続財産の調査です。

まずは、被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本を取り寄せ、同時に、相続人が誰かも調べていきます。

すべての調査が完了すると法定相続人が確定します。

ここを適当にしてしまうと、後日新しい相続人が出てきてしまい、相続が実質振出しに戻ってしまいます。

ですので、当事務所では相続人の確定は最初に行います。

 

法定相続人が確定できたら、どのような相続財産があるのかを調べます。

不動産であれば、毎年4月ごろに行政機関から送付される固定資産税の納税通知書で確認することができます。

 

不動産の遺産分割方法の決定

相続人と相続財産が確定したあとは、どのように不動産を分割するかを決める段階に進みます。

遺産分割には、現物分割、代償分割、換価分割、共有分割の4つの方法があります。

 

現物分割 現物をそのまま分ける方法

代償分割 遺産を多く受け取った人が、その代償金をほかの相続人に支払って調整する方法

換価分割 遺産を売却して得たお金を分ける方法

共有分割 遺産の持分を決め、共有名義とする方法

 

遺産の分割は、相続人全員が参加する話し合いで合意を得ておこないます。

話し合いで合意に至ることが難しい場合には家庭裁判所で調停や審判によって遺産を分割することになります。

 

不動産の名義変更

不動産の遺産分割方法が決まったら、次に名義変更手続きをおこないます。

多くの方は、司法書士に依頼して名義変更します。

当事務所でも信頼できる定型司法書士の方を紹介させて頂いております。

 

自分で行う場合には、自ら法務局に足を運び、登記をしていくことになります。

戸籍謄本、住民票、印鑑証明書、相続関係説明図、固定資産評価証明書、遺産分割協議書、遺言書などを都度準備していくことになります。

 

相続税の申告・納付

相続税が発生する不動産相続では、名義変更後に相続税の申告および納付が必要です。

なお、相続税の申告および納付は、被相続人が亡くなった日の翌日から10ヵ月以内におこなわなければなりません。

 

2 不動産相続に関わる各士業の役割

不動産相続に関わる役割について、以下の士業別で解説します。

 

税理士

税理士は、税金にかかわる相談や申告の代行に対応している税務の専門家です。

不動産相続においては、

・財産目録の作成

・遺産分割協議書の作成

・相続税申告

などを依頼できます。

 

司法書士

司法書士は、法律に関連する書類作成や手続きの代行を専門におこなっている法律家です。

 

不動産相続においては、

・相続人や相続財産の調査

・遺言書作成

・相続不動産の名義変更(不動産登記)

・相続放棄の手続き(一部)

・遺産分割協議書の作成

・公正証書の作成

などを依頼できます。

 

弁護士

弁護士は、刑事・民事訴訟や和解交渉といった紛争解決を担う法律家です。

不動産相続で弁護士に依頼できる内容としては、以下のようなものが挙げられます。

 

・相続人と相続財産の調査

・遺産分割協議の調整

・遺産分割調停や審判の代理

・遺産分割協議書の作成

・遺留分侵害額の請求

・相続放棄に関する手続き

・遺言書に関する手続き

 

3 不動産相続を弁護士に依頼するメリット

不動産の相続を弁護士に依頼するメリットは以下の通りです。

 

不動産分割トラブル解決に向けた提案をしてもらえる

協議から調停・審判までを唯一任せられる弁護士だからこそ、揉めない相続を提案することが可能ですし、万が一、トラブルになっても、適切なアドバイスをくれます。

他士業に依頼してトラブルになると、そこから弁護士に改めて依頼する必要が生じます。

その場合、費用も嵩んでしまいます。

 

不動産の価値を正確に計算してもらえる

弁護士に依頼すると、相続する不動産の価値を正確に計算してもらえるメリットがあります。

不動産の評価には複数の算出方法が存在し、どの方法で計算するかによって不動産の価値に大きく影響します。

不動産の相続問題を得意とする弁護士であれば、最も適切な評価方法を選択したうえで正確な不動産価値を算出できるでしょう。

 

相続人との交渉を任せられる

相続人との交渉を一任できるのも、弁護士に依頼するメリットのひとつです。

他士業ですと、相手方との交渉をすることはできません。

そういった行為は非弁行為として禁止されています。

 

不動産以外の相続の手続きについても相談できる

弁護士に依頼するメリットとして、不動産以外の相続の手続きについてまとめて相談できる点も挙げられます。

相続問題に注力している弁護士であれば、全ての財産の相続手続きを一括して任せられるため、相続人の負担を大幅に軽減できるでしょう。

 

以上、不動産の相続問題を弁護士に依頼した場合のメリットについて述べてきました。

相続が単にハンコを押して終わる手続だけで終わる事案ならそれほど気にする必要はありませんが、紛争化する要素があるのであれば、やはり最後まで依頼できる弁護士を頼ることが賢明です。

是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

相続を多数扱ってきた経験とノウハウから、適切なアドバイスをさせていただきます。

この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。
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