相続人調査を弁護士に依頼するメリット

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

相続人が誰かになるのか、皆さんは把握されていらっしゃいますか。

通常、家族として暮らしてきたのであれば簡単に分かることが多いと思います。

 

ただ、私が担当した案件で、銀行口座の解約のために戸籍を調べていたところ、亡くなったお父様には、お母様の前に結婚していた女性がいて、その方との間にお子様いらっしゃったなどということもありました。

 

万が一、そういった知らない相続人はいないと考えて遺産分割を完了して、遺産で何かを購入した、といった場合でも遺産分割はやり直しになってしまいます。

そのようなことにならないために、弁護士に相続調査を依頼するメリットを説明していきます。

 

メリット①~面倒な手続きをしなくて済む

弁護士に依頼することで、面倒な相続人調査をすべて代行してもらえます

要は丸投げできます。

 

戸籍を取得して相続人の範囲を確定させるのは考えているほど簡単ではありません

相続人全員の戸籍謄本類だけでなく、被相続人が生まれてから死亡するまでの連続した戸籍謄本類なども全て取得しなければいけません

 

最近の戸籍はコンピューターで管理されていますが、戸籍を遡っていけばいくほど、手書きの戸籍となり、その手書きも毛筆で昔の時で記載されており、パッと見書いてあることが分かりにくい内容になっています。

 

そこから、その前の戸籍の情報を読み取って更に遡っていきます。

今でこそ当たり前のように出来ますが、弁護士なりたての頃は非常に手間がかかり、時間をかけて行っていました。

 

端的に言うと、非常に面倒です。

途中までやって、「もう無理」と投げ出されて事務所にいらっしゃる方も多いです。

最近ではネットなどを見て、最初から相続人の範囲を調べるのは無理と考えて何もせずにいらっしゃる方も多くなってきています。

 

メリット②~正確な調査をしてもらえる

当たり前ですが、法律のプロである弁護士に依頼すれば、誰が相続人になるのか正確に判断してくれますので、漏れなく最短で相続手続きを進めることができます

弁護士であれば、法定相続人が誰か、どこまでの戸籍を取得すれば良いかをわからないということはありません。

 

ご自身で相続人調査した場合、戸籍の記載を見落として、長い時間金融機関のチェック受けて「相続人すべての戸籍を用意して下さい」と突き返されることもあり得ます

 

弁護士に依頼して、早く、正確な相続人調査を終えることが出来るのは大きなメリハリといえるのではないでしょうか。

 

メリット③~紛争解決までサポートしてもらえる

相続人が確定すれば、すぐに遺産分割がうまくいく、とは限りません。

特に会ったこともない相続人が判明した場合、人的関係がないだけに容赦なく自分の要求を満たそうとしてくることが多いと言えます。

 

予期せずに、遺産分割が紛争化してしまった場合、弁護士に依頼すれば、他の相続人との交渉代理・遺言書の有無の調査・遺言書の検認・相続放棄の手続きなど、相続人調査以外の手続きも幅広く対応してもらえます

最後までサポートできるのは弁護士だけとなります。

遺産分割調停、審判、訴訟は、弁護士に依頼するか、ご自身でやるかしか選択肢がありません。司法書士、行政書士、税理士の方々では、代理人とはなれないのです。

 

また、当事務所の場合、相続人調査をした後に、調停等の代理人としてご依頼頂いた場合、調査費用は遺産分割事件の弁護士費用から引かせて頂きます。

 

というのは、遺産分割事件としてご依頼頂ければ、相続人調査をするのは当然だからです。

ですので、当事務所に相続人調査をご依頼頂ければ、

「万が一の時は遺産分割も同じ費用で任せられる」

とお考え頂けるかと思います。

 

以上、相続人調査を弁護士に依頼するメリットを説明させて頂きました。

事案によってはご自身でも問題なく出来る場合もございます。

どうしようか迷われている際は、是非一度当事務所の初回無料相談をご利用下さい。

事案ごとに適切なアドバイスをさせて頂きます。

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この記事の執筆者

島武広
島武広島法律事務所 代表弁護士(神奈川県弁護士会所属)
当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

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